堺・仲・安倍・大勝利スレ -２９-

1：飯山一郎 :

2017/09/28 (Thu) 21:47:32

host:*.dion.ne.jp

１０月の日本は選挙一色になるとくに総選挙は国家の在り様カタチを決める最も重要な政（祭りごと）だ．そう祭りなのだ．だっから盛り上げが大事．派手に騒いで，喧嘩も派手にヤッて，ワッショイ ワッショ～イセ～ヤ セヤセヤワシ独りでも盛り上がるぞwww

【注】本スレは １０月２３日の深夜まで，『堺のおっさんと仲間たちが安倍総理の自民党を選挙で大勝利させるための選挙対策特別スレッド』略称：『堺・仲・安倍・大勝利スレ』（さかい・なか・あべ・だいしょうりスレ）という名称で運営します．（飯山一郎）

738：mespesado :

2017/10/14 (Sat) 11:10:22

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>>731

【補足その２】　「人類生来の『善』の本能」について


　以下に述べることは、政治学や思想哲学のような人文科学とい

うよりは、生物学や進化論といった自然科学寄りの話になります。

　孟子の『性善説』というのは人類の本能に根ざしている、とい

うことを説明してきました。一般に、「本能」というのは、基本

的には「自分の意思で判断しなくても、結果として自分の生命を

守る行動を取りたくなる衝動」と定義することができます。これ

は、こういう本能を持つ個体の方が持たない個体より生存率が高

くなるので長い年月のうちには前者の方が集団でマジョリティー

になって、後者を駆逐するから、結果としてすべての個体がその

ような本能を持つようになる、ということで説明できます。です

から、人間が「死の危険が迫ったらそれを避ける」とか、「腹が

減ったら食べたくなる」という「食欲」を持つことはこの論理で

説明できます。

　では人間の２大欲求のもう一方である「****」の方はどうでし

ょう？これは「固体」単位で考えたのではうまく説明が付きませ

んが遺伝子レベルで考えるとうまく説明できます。つまり、個々

の人間の細胞に宿る遺伝子にとっては、自分のコピーをなるべく

多く残した方がより多く生き残ります。その結果、代を重ねると、

「自分のコピーを残す能力が高い遺伝子」がマジョリティーとな

り、そういう性質を持たない遺伝子が駆逐されます。結果として

現在生き残っている遺伝子は、「自分のコピーをより残そうとす

る遺伝子だけが生き残っている」という結論が得られます。これ

は、本能の言葉に翻訳すると、「人間は自分の体の細胞が持って

いる遺伝子のコピーを増やしたいという衝動を持つ」ということ

になります。これが、人類がスケベである生物学上の理由ですｗ

　さて、以上までは、結構良く知られている事実（昔ドーキンズ

という学者が『利己的な遺伝子』という本を書いてベストセラー

になりましたからご存知の方も多いでしょう）です。

　さて、これらの本能に比べると、一見わかりにくい本能があり

ます。それは「人を殺したり人のものを盗みたくない本能」です。

これは刑法で禁止されており、破れば重い刑罰が待っています。

でもほとんどの人は法律があるから人を殺さないのでなく、殺人

なんてしたくないという本能があるでしょう？自分とは遺伝的に

関係ない他人なのに何で殺したくないか。まあ、これは、平素は

「返り討ちに合うリスクに比べて人を殺すメリットが無さ過ぎる」

からということで一応は説明ができますね。だからこそ、背に腹

が変えられない事情が発生すると稀に「殺人を犯す」個体が出て

くることがあるわけです。この場合、刑罰がないと「その人を殺

すメリットの方が殺さない場合よりメリットがある」ために生じ

るわけで、これも『性悪説』に基づく本能による行動なわけです。

ただ、殺される側にとってはたまったものではないから、社会は

これを刑罰という人工的な仕組みを導入することによって「殺人

するしないによる損得を強制的に変える」ことによって、殺人事

件の発生を防ごうとするのです。

　さて、これらの本能に比べると、更に一段と理解しにくい本能

があります。それは「互いに譲り合う本能」「他人が危険な目に

会いそうになったら思わず助けたくなる本能」です。これ、場合

によっては自分の生命を危険にさらしてまで遺伝的に関係が無い

はずの他人の命を助けようというのですから、『利己的な遺伝子』

によっても「返り討ちの原理」によっても説明できません。

　だからこそ、『性悪説』を唱えた荀子や昔の西洋人はそのよう

な本能の存在を認めなかったのです。でも、日本人なら、理屈抜

きに「分かる」本能ですよね。咄嗟の人助けなんて、道徳でそう

習ったからやってるわけじゃないし、ましてや見返りを期待して

やってるわけでもない。だから正真正銘、これは本能です。

　ではこの本能の由来はどうやったら説明が付くのか？

　これ、人間（だけではないですが）が「有性生殖生物」だから、

ということで説明が付きます。つまり、有性生殖生物は、子孫を

残すには、必ず通婚可能な別の個体と交配しなければ子孫を残す

ことができません。しかも、これは一代限りではだめで、後の代

にもずっと交配が保障されていなければなりません。つまり、今

の配偶者だけでなく、「もしかしたらその人の子孫と自分の子孫

が配偶者になるかもしれない人」をなるべく多く生存させ続けた

方が、「現在の」自分の遺伝子にとってもコピーを増やすのに有

利になるからです。ですから、「通婚可能」というところがミソ

です。日本人は圧倒的多数が日本人同士で結婚しますから（これ

は他の民族も同じで、遺伝的乖離や共通の環境下の方が生存率が

高くなることから、これもやはり本能のなせるわざです）、結果

として「同じ日本人同士助け合う」ことになります。この点、他

の民族でも同じはずなんだけれども、「やったもん勝ち」の環境

にさらされた結果、「利己主義」の本能が日本人より発達してい

て、どうしても「助け合い」の本能は日本人より弱くなってしま

うわけですね。

　それともう一つ、「他民族を差別してはならない」というポリ

コレの出現もこの本能で説明できます。昔は他の民族は通婚可能

と思われてなかった。だから他民族との間に平気で戦争も殺戮も

起きたわけですが、それが「大航海時代」の副産物として通婚が

結構増えてきて「通婚可能不可能の壁」がなくなってきた。そう

なると、「互いに助け合う」範囲も民族を超えて広がりますよね。

これが「他民族を差別してはいけない」というポリコレが多くの

人に受け入れられてきた事実の「生物学的な」説明です。しかし

今や、これを貫きすぎて「過度な難民の受け入れによる文化の侵

略」が西欧諸国では逆に問題になっていますね。これも、現代の

「必要性」と「ポリコレ」が乖離しつつある事例の一つと言えま

す。（長文多謝）

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