★ 掲示板:『放知技(ほうちぎ)』 ★彡
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2018年元旦,金正恩,五輪外交を開始!平昌五輪を大成功に導く.習近平が金正恩を超国賓待遇!金正恩が米朝首脳会談を提案,これをトランプが即断で受諾!金正恩,板門店から韓国に入り,南北首脳会談.大成功!トランプが5月中の米朝首脳会談を示唆.マティス国防長官が「駐韓米軍の撤退」を示唆!…まさしく激動の2018年だ.この激動の切っ掛けをつくり,激動をリードしてきたのは,金正恩(34)だ!今後も金正恩は世界をリードする!目が離せない.深い考察と議論が必要だ.
(M部長・飯山一郎)
先読み上手なオッサンたちの闘論スレ -35-
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1:飯山一郎
:
2018/06/30 (Sat) 15:48:21
host:*.dion.ne.jp
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4.27南北会談,6.12米朝会談で,極東アジアの“一触即発状況”は見事に終焉! トランプは公約した非軍事主義(世界中からの米軍撤退)とアメリカ・ファースト(インフラ整備と内需経済)への階段を上り始めた.今後の懸案は「中国の膨張主義」だが,「一帯一路構想」の不評と尻つぼみを米国ネオコン軍産が奇貨として妄動しそうである.さぁ,世界はどうなる?そして日本は?
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778:mespesado
:
2018/09/17 (Mon) 10:37:15
host:*.itscom.jp
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>>780
この北海道の停電については、復旧する前からやれ泊原発が稼働していれ
ば防げただの何だのと政治的な発言をする人たちが多かったですが、復旧す
るまでは、そのような議論をすること自体が「優先順位が違う」し不謹慎だ
ったと思うのですが、ほぼ復旧した現時点で、これらの論争について首を突
っ込むことはそろそろ許されるでしょう。
さて、この件に関して、しんぶん赤旗が16日付けで次のような記事を配
信しています:
全道停電(ブラックアウト) 背景に原発固執
北電もリスク認識
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-09-16/2018091601_02_1.html
> 元北電社員の水島能裕(よしひろ)氏は「苫東厚真発電所や泊原発と
> いった大電源に頼っていたことが、根本的な原因ではないか」と語りま
> す。
>
> 北電は「苫東厚真発電所が全基停止することは想定していなかった」
> としていますが、苫東火力への集中による停電のリスクは認識していま
> した。
>
> 2012年に泊原発が停止したあと、苫東厚真発電所の設備利用率は
> 10年の64%から13年に85%まで増加。当時、北電は「苫東厚真
> など大型火力の重大トラブルが起きれば、厳しい電力需給が予想」とし
> ていました。
>
> 経済産業省の専門家会合(電力需給検証小委員会)は、15年10月
> の報告書でこう指摘していました。「北海道電力においては(中略)過
> 去最大級、又はそれを上回る計画外停止が発生しても、電力需給がひっ
> 迫することのないよう、多重的な需給対策を講じ、安定した電力需給の
> 実現に万全を期すべき」
> しかし北電はあくまで「泊再稼働によって供給面の正常化を図りたい」
> (真弓明彦社長、16年)と泊原発の再稼働に固執しました。同年、北
> 電は新規制基準対応として泊原発に2000億~2500億円を投じる
> と発表しています。水島氏は「泊の再稼働ありきで液化天然ガス(LN
> G)の導入も遅れてしまった」と話します。
>
> 老朽化した火力発電所の代替として、石狩湾新港で建造中のLNG火
> 力発電所について、北電は2・3号機の稼働を2~3年遅らせる方針を
> 昨年決めています。
>
> 北電はLNG火力の稼働を遅らせたことについて、「火力発電所の経
> 年劣化はわかっていたが、道内の電力需要が伸びなかったため」といい
> ます。
>
> 水島氏は「泊が再稼働すると電気が余るため、それを前提にあえて遅
> らせている。泊の再稼働ありきで老朽火力への対応は怠られていた」と
> 批判します。
要するに、リスク対策の必要性は認識していたけれど、「始めに泊原発再
稼働ありき」の立場に固執したために大惨事を招いた、ということのようで
すね。ところが、この記事について、宣伝のツイートをした共産党の志位氏
に原発推進派である「もりちゃん」さんが噛み付いた:
志位和夫@shiikazuo
> 「全道停電(ブラックアウト) 背景に原発固執」
> 「泊の再稼働ありきで液化天然ガスの導入も遅れてしまった」。再稼働
> 固執、一極集中の電力供給の脆さが露呈した。真剣に検証し、教訓を生
> かすべきです。
↓↓↓
もりちゃん(CV:毒蝮三太夫)@mollichane
> ひどいデタラメ記事。原因と結果が逆になってる。泊原発が動いていれ
> ば停電を止められた可能性は高い。
>
> ソース
> ↓ ↓ ↓
> https://ironna.jp/article/10652
「デタラメ記事」?「原因と結果が逆」?
意味がわかりません。泊原発が停止していたことは「事実」なのですから、
北電がいくら「泊原発の稼働を前提に考えていた」としても、そのために結
果的に対策が遅れて全道停電が起きてしまった責任から逃れられるわけはあ
りません。他の政治案件についてはチャランポランなことばかり主張する共
産党ですが、この件に関しては志位さんの方が正当だと思います。
ただし、もりちゃんさんの意見は、「そもそも泊原発を再稼働してこなか
ったことが非科学的である」というもので、その根拠としてリンクを貼った
のが以下の記事です:
北海道地震、未曽有の大停電は菅直人にも責任がある
https://ironna.jp/article/10652
この記事、停電の発生した翌日7日に配信されたものですから、記事にも
あるとおり、まだ「完全復旧には1週間以上かかる見通し」という絶望的な
復旧状況が宣言されていた時点での意見ということは念頭に置く必要があり
ます。
さて、記事では
> では、なぜ3・11から7年以上もたっているのに、いまだに原発が
> 再稼働していないのか。そこには東日本大震災当時の首相、菅直人氏の
> 深謀がある。2011年5月、菅氏は首相の立場を最大限に利用し、首
> 都圏に最も近い静岡県の中部電力浜岡原発を、その非望のもとに停止さ
> せた。権力を持ってすれば、理にかなわない原発停止要請も事業者に強
> いることができることを天下に示したのである。
と、福島事故当時の菅総理の不作為にその責任ありとしています。
> このように巧妙に仕組まれた「脱原発装置」である原子力規制委の委
> 員長に就いた田中俊一氏は、政権を去った菅氏の「意志」を見事に受け
> 継いだ。菅氏の北海道新聞への吐露に先立つこと1カ月余り、2013
> 年3月19日に俗称「田中私案」なるものを委員会に示したのである。
>
> その文書のタイトルは「新規制施行に向けた基本的な方針」。この文
> 書は暴論極まりない。つまり、文書を作成した責任者の明記がないばか
> りか、一体この文書が最終的にどのように取り扱われたのか、杳(よう)
> として知れないのである。
>
> とどのつまり、何ら法的根拠に基づかない私案にもかかわらず、それ
> が大手を振ってまかり通る状況ができたのである。しかも、この私案に
> はまさに「奸計(かんけい)」が巡らされていた。その最たるものが、
> 国内すべての原子力発電所をいったん全て停止し、運転再開の前提条件
> となる安全審査を異様に厳しい規制基準の下でゼロからやり直すという
> ものだった。
まあ、何ともすさまじい恨み節ですね。まあ、福島事故に対する対処の仕
方にはいろいろ批判があった菅総理でしたが、この「国内すべての原子力発
電所をいったん全て停止し、運転再開の前提条件となる安全審査を異様に厳
しい規制基準の下でゼロからやり直す」という方針は、今までの安全神話に
騙されていたことから事故で目を覚まされた(つまり安全神話の洗脳が解け
た)国民の総意だったはずですし、それは今も変わらないと思います。
さて、筆者はその「科学的根拠」らしきものとして以下のように述べます:
> ところで、泊原発の3基の原子炉は加圧水型軽水炉(PWR)である。
> 3・11で重大アクシデントを起こした福島第1原発はいずれも沸騰水
> 型軽水炉(BWR)だった。
>
> 両者は、その仕組みにいささかの違いがある。現在、国内で安全審査
> を通過して稼働している原子炉は9基ある。内訳は九州電力4基、四国
> 電力1基、関西電力4基。いずれもPWRである。
>
> では、他の電力各社のPWRが再稼働にこぎつけている中で、なぜ北
> 海道電力の泊原発は再稼働していないのであろうか。その最大の理由は
> 審査の基準とすべき地震動がなかなか策定されないことにある。
> 2015年12月には、それまでの550ガルから620ガルに引き上
> げることでいったん決着したかに見えた。しかし、事はそうたやすくは
> なかった。
>
> 基準地震動の策定の際に、これまで必ず問題にされてきたのが「活断
> 層の有無」である。北海道電力の泊原発は他の電力各社のPWRと歩調
> を合わせるかのように新規制基準に合わせるべく追加的な安全対策を進
> めてきた。ところが、2017年4月になって、規制委員会から泊原発
> のある積丹半島西岸の海底に「活断層の存在を否定できない」という判
> 断が下された。
>
> このことによって、泊原発の再稼働は全く先が見通せなくなり、窮地
> に追い込まれた。なぜか。「活断層の存在を否定できない」という規制
> 委は、北海道電力に「活断層がないことを証明してみよ」と迫っている
> のである。これはいわゆる「悪魔の証明」であり、立証不可能だ。積丹
> 半島西岸の海底をくまなくボーリングし、活断層がないことを証明する
> のは現実的ではない。
>
> つまり、非合理極まりない非科学的なことを規制権限を盾に事業者に
> 強いているのである。事業者はその対応に苦慮し、多大な労力と時間を
> 費やすことを強いられているのが現実だ。
何ともあきれた「悪魔の証明」論です。安全性が証明できなければ原発を
稼働するな、というのが福島事故で懲りた世論であり、当然の要求です。悪
魔の証明という議論が成り立つのは犯罪の起訴のように「推定無罪」の原則
が存在する場合の話です。例の安倍総理に対するモリカケ疑惑もこの犯罪の
起訴のケースに準じるわけで、こういう場合には「悪いことをした証明がな
い限り責任を追及しない」のが人権の立場からしても当然ですが、原発の再
稼働は逆に安全性の保障の話ですから「推定有罪」の立場に立つのは当然で
はないでしょうか。
また、現在再稼働中の原発が、福島で事故を起こしたBWRでなくPWRで
あることを安全性の根拠として述べていますが、そんなの実際に稼働してい
る地域を見れば本質でないことは明らかです。つまり、九州と四国と関電、
つまり福島から「遠い」ため、事故の影響から遠く、他人ごとになっている
地域から再稼働しているわけで、これが「無知な人を騙す」パターンになっ
ていることは火を見るより明らかですね。
この記事の著者である澤田哲生さん。典型的な御用学者であることがもの
の見事に露呈してしまいましたね。