飲尿獣医の屋根裏部屋〜3

1：飲尿獣医 :

2021/12/27 (Mon) 04:27:37

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ー移転のご案内ー　w

難病の犬猫、更には人に尿療法を！
その強い思いに、導かれ
ココにやって来た動物病院の獣医です。
小動物臨床に携わって45年
今までの経験、そして現在を
勝手気ままに呟きます。

今だに見誤った看板を自分のブログに掲げている人がいるので
飯山さんからいただいたメールをここに再掲します。

From: 飯山一郎
Sent: Friday, May 12, 2017 12:17 PM
To: Minoru Sakuma

ども！飯山一郎です．
色々あったとしても，元気そうで何よりです．
私も，元気一杯！色々『放知技』に書き込んでます．
あなたもタマには，存在証明かたがた何か書き込んで下さい．
これは↑↑命令です（爆）
ではまた．
飯山一郎 拝

548：飲尿獣医 :

2022/10/10 (Mon) 05:06:03

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https://bbs6.fc2bbs.net//bbs/img/_409100/409098/full/409098_1665345963.jpg FIV陽性

FIVのミャアくんが退院した翌日に、入れ替わりでガリくんが入院となった。

8月のある日、下痢が止まらないので安楽死をしてしてくれないかと電話があった。
私は電話主の人に、ウチでは余程の事がない限り安楽死はしない、第一、診てもいないのにそんなことできる訳ない
と言い、電話を切った。
最近こんな依頼の電話をしてくる人も珍しかった。
数日後、下痢止めを出して欲しいと、飼い主さんがやって来た。
ナンダ、Kさんじゃないか! と、私は思った。
Kさんのお母さんとは何十年来の付き合いで、最近ではKさんが猫を連れて時々来ていた。
この猫も眼の治療で5月に一度来院していた。
半野良のガリくんは年齢不詳の雄猫で、2、3年前から家の庭に住み着いているらしい。
ひどく痩せているので、どうやらガリと命名したようだ。
ガリくんはあたり構わず下痢をし、近所でも鼻つまみの存在の様だった。
Kさんには２、3度下痢止めを処方し、これでダメなら一度連れて来て検便する様に伝えた。
9/2,検便するとマンソン裂頭条虫の虫卵が視えた。
マンソンが寄生すると下痢になる。
Kさんには「これが原因だよ。駆虫すれば良くなるはずだよ」と、駆虫薬を渡した。
9/6,虫体らしきものの排泄は確認したが、下痢は止まらないと言う。
どれ、虫卵は無くなったかと、再度検便すると、今度は鉤虫の卵が観察された!
こんな虫まみれの子も珍しい。
最近では猫の鉤虫寄生なんて見た事も無い（犬でも見かけぬが）
今度は、鉤虫の駆虫薬と下痢止めを出し、これでダメなら入院治療をする様に勧めた。
1ヶ月が過ぎた10/8,やはり下痢は止まず、最近は餌も食べず、毎日の様に吐くと来院した。
体重はこの1ヶ月で2.6kg→2.15kgと急減していた。
結局、（安楽死の依頼から）入院治療することになった。
血液検査では猫エイズ陽性と分かった。（写真）
本来なら予後不良と診断されるところだが
果たして、奇跡は起こるのだろうか？？

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