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たね蒔きジャーナル

1:モゲラ :

2011/05/06 (Fri) 10:41:03

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5月5日 安定化も改善もしていない 小出裕章〔小出裕章(京大助教)非公式まとめ〕
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/543.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 5 月 05 日 23:42:44: KbIx4LOvH6Ccw

http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/05/tanemaki-may5/

5月5日 安定化も改善もしていない 小出裕章
2011年5月5日

2011年5月5日(木)、MBS(毎日放送)ラジオの番組「たね蒔きジャーナル」
に小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。

http://www.youtube.com/watch?v=OjHz2X65jTw&feature=player_embedded#at=239


要約

・(3号機の核暴走の可能性について、リスナーからの質問。水素爆発を起こした1号機と核暴走が起きたかもしれない3号機の使用済燃料プールは健在なのか?)見ることができず正確な状況は分からない。3号機で本当に核暴走が起きたなら、使用済燃料プールのラックに整然と並んでいた燃料が一箇所にぐしゃっと集まって起こったはず。その周辺は激しく壊れているはずで、水が入れられるような状態ではないだろう。使用済燃料プールはコンクリの構造物にステンレスが内張りしてあるもの。そのどこかが破れているなら、水が漏れるために冷却が困難な状態のはず。

・(核燃料もどこかに集まっている状況?)水素爆発が起きてプールの中の燃料が一箇所に集まってしまい核暴走が起きたのでは。その場合かなり破損している可能性が高い。

・(冷却が一層困難になる?)ずっと長い間水をかけ続けるしかない。

・(東電が仮設の空冷装置と熱交換器を用いた循環型冷却システムを設置する工事を週末から始めると報じられているが、効果は?)熱を除去するためには水でも空気でもいい。外でもいい。ただし汚染地帯に配管をとりつける工事は一番大変だろう。生身の人間がすることであり、とてつもなく大変。まずは作業現場の空気をきれいにする作業が始まっているが、うまくいってほしい。

・(作業員が入った建屋内は毎時10ミリシーベルトで、被曝を防ぐために空気ボンベを背負って入ったそうだが?)空気がすごく汚れている。マスクでは限界があり、全面マスクと酸素ボンベで仕事をせざるを得ないほど汚れている。外部からくるガンマ線は避けられない。

・(劇的な効果はない?)内部被曝を避けるためのもの。外部被曝については鉛のスーツを着ればいくらかは防げるが、それでは作業できないため、外部被曝は我慢して内部被曝は防ぐということだろう。

・(原発事故が起きたときに原子炉内の状況を外に伝えて今後の予測に活かすERSS(緊急時対策支援システム)が電源喪失により機能せず、それに基づき動かすSPEEDIも動作せず、共倒れしていたそうだが?)彼らの言う「想定外」が起きたということだろうが、そもそもこれらのシステムはその想定外の事態に備えたもの。でも彼らはまた「想定外」という言い訳をするだろう。それでは困る。

・(米国の原子力規制委員会の委員長が、福島原発での作業は難航していて事態は改善していないと発言したそうだが?)改善していないと思う。二ヶ月近く悪化を食い止めている仕事が続いている。そのために大量の被曝をしながら作業員の方々が食い止めてくださっている。ありがたく思うしかない。

・(委員長発言はその通り?)日本では収束に向かっていると言われたり、菅さんが安定化に向かっていると言ったりしているが、そういう状況ではない。

・(事態は改善していない?)外から水を入れて冷やすということしかできていない。そのために汚染水は7万トン出ていてその始末すらできていない。悪化しているとも言えないかもしれないが、改善はしていない。

・(本格的な冷却システムをつくる前段階として行っている水棺について、格納容器が重量に耐えられないのでは等の懸念が出ていることに対し、東電はシミュレーションをした結果、安全性に問題ないと判断したと言うが?)私は構造設計専門家ではないので正確ではないかもしれないが、彼らは耐震設計は万全で地震が来ても大丈夫と言ってきた。実際は今回も壊れたし、2007年の中越沖地震のときも柏崎刈羽原発でも多数の機器が壊れた。単なる計算で安全だという結果が出たとしてもダメ。

・(いま起きていることの検証をしっかりする必要がある。今月はフランスでG8があり、6月にはIAEAの閣僚会議がある。そのときに説明の必要も生じる。どういう形での事故調査委員会であるべきか?)難しい。原子力村という産官学の共同体が推進を続けて原子力はここまで来た。事故があるとデータを隠すということを繰り返し、海外から怒られてきた。従い、原子力村での調査では今回は乗りきれないだろう。

・(99年のJCOのときは原子力安全委員会の中に事故調査委員会をおいた。今回は原子力安全委員会も当事者。保安院も原子力安全委員会も東電も入れない第三者機関を作る必要があると思うがどうか?)過去、原発の事故が起きるたびに、飛行機の航空機事故調査委員会のようなものを作るべきという意見はあった。今回は行政、安全委員会、電力会社から独立した委員会をつくらないといけない。

 

13:モゲラ :

2011/05/12 (Thu) 23:55:51

host:*.kcn.ne.jp

5月12日 メルトダウンだが最悪シナリオ回避 小出裕章

2011年5月12日(木)、MBSラジオの番組「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。

要約

・(東電は1号機で水棺で冷却を目指してきたが、小出先生は当初から否定的だった。その水棺が難しくなっていることを東電が認める事態になった。燃料を完全に冠水するだけの水を入れていたはずが、水がほとんどないことが判明した。どうか?)圧力容器は壊れていて、水がたまらないのは当たり前。長さ4メートルの燃料棒の上から1.7メートルは水から出ているというのが従来の東電の話だった。私はそうであれば圧力容器に穴があいているとしても、底ではなく胴体から水が抜けているのだろうと推定していた。それが今日の東電の発表で覆された。

・(燃料は完全に干上がっている?)そう。東電は今日そう言った。

・(燃料棒の下部2メートルは水がつかっているのと、完全に干上がっているのとでは意味が違う?)まったく違う。完全に干上がっているのであれば、炉心は完全に溶けて下に落ちている。水がたまらないということは、底に穴が空いているということ。そうなると燃料も穴から溶け出している。格納容器の底に流れ落ちているのだと思う。

・(圧力容器の底から溶け出た燃料が格納容器の底にたまっているとして、そこで止まっていれば大丈夫なのでは?)格納容器はとても薄く、構造的に弱い。圧力容器は厚さ16センチだが、格納容器は3センチ。底が溶ける可能性がある。

・(格納容器は最後の砦だが、それが溶けることはありえる?)もちろん。鋼鉄は1400度くらいで溶ける。燃料は2800度になる。

・(東電は圧力容器の底に高さ1割程度の水があり、それが燃料を冷やしているとしているが?)私は科学に携わっている。そういう人間にとって必要なのは正確なデータ。温度、圧力、水の量などのデータが大切。それが誤っていれば推測に意味はない。これまで東電のデータに基づいて自分の推測を伝えてきた。ある時は塩素38を検出したと言うので再臨界の可能性を言ったが、後に取り消された。元のデータが正しくなければどんな推定も意味はない。今回のこともそうだ。

・(今回水位が分かったのは建屋の中に作業員が入ったことで水位が測れるようになったからだが、その測定装置が壊れているかも?)それはありえる。何を信頼したらいいか分からなくなった。

・(本件の新聞報道で、毎日と産経は「燃料が大半溶融」としているが、日経と読売は「崩落」、朝日は「形とどめず」としている。どうか?)燃料棒が完全に露出しているのであれば、溶けたと思う。溶けて流れ落ちた。

・(となると、メルトダウンか?)メルトダウンしている。それは確実。ただし、東電の今日の水位に関する発表が正しければという条件付きで。

・(メルトダウンになるとどうなる?)私の最悪シナリオは、燃料が一気に落ちて下の水と反応して爆発すること。ところが、今回は既に全部落ちているが下に水がなく、爆発は避けられている。

・(格納容器から落ちないように防がないといけない?)そう。格納容器にも損傷があるが、その底には水があると思う。落ちた燃料はそこで冷やされている状態だと思う。格納容器の底が抜けない限りは爆発はないだろう。

・(底が抜ける可能性は?)ある。発熱と除熱のバランスで決まる。水を入れ続けていれば大丈夫。水が滞って燃料が露出すれば危ない。

・(もっと水をいれることには賛成?)既に水は漏れている。格納容器から水はあちこちから漏れている状態。水量を多くしても貯まらないかもしれない。そうなると増量しても意味はない。

http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/906.html

12:モゲラ :

2011/05/12 (Thu) 21:36:03

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[最新情報]小出裕章氏:空焚き1号機は溶融した核燃料が圧力容器の外に[ビデオニュースドットコム]

(2011年05月12日)

空焚き1号機は溶融した核燃料が圧力容器の外に
小出裕章・京都大学原子炉実験所助教に聞く

 福島第1原子力発電所1号機の圧力容器内部が空焚き状態になっていることが明らかになったことで、これまでもっとも状態が良いとされてきた1号機の現状認識を根底から変えなければならない事態に陥っている。
 東京電力は12日、福島第1原発1号機の圧力容器内に、ほとんど水がたまっていないことがわかったと発表した。
 京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、これまで1万トンあまりの水を注いできた1号機の圧力容器にほとんど水がたまっていないことから、「圧力容器の底に大きな穴が開いている」との見方を示した上で、1号機の核燃料は完全に溶融し、崩落していることはまちがいないと指摘した。ビデオニュース・ドットコムの電話インタビューに答えた。
 小出氏はまた、空焚き状態が続いていたにもかかわらず1号機の圧力容器の温度が100~120度と比較的低い温度に保たれていることから、溶融して圧力容器の底にたまった核燃料が、既に圧力容器の底を突き破り、格納容器の底にたまっている可能性が高いことを指摘する。
 「もしそうだとすれば、われわれが注視しなければならないのは、格納容器の底部の温度ということになる。圧力容器には核燃料が残っていない可能性が高いのだから、圧力容器の温度をチェックしても意味がない」と小出氏は語った。
 その上で小出氏は、核燃料が格納容器の底にわずかに溜まった水の中に「あんパン状態」で沈んでいるか、もしくは更にその外側に溶けて漏れ出している可能性も否定できないとの見方を示す。
 これにより外部への放射能漏れは更に深刻化する可能性が高いが、もはや圧力容器にも格納容器にもほとんど水が入っていないことから、これまで小出氏が「最悪の事態」として恐れてきた水蒸気爆発は、結果的に避けられたのではないかと言う。
 更に小出氏は、東京電力は一旦発表したデータを訂正してまで55%だと明言してきた1号機の燃料の損傷が、全くの嘘だったとすれば、「これまでわれわれは東電の発表するデータを信用して、それを元に原子炉の状態を判断してきた。そのデータが間違っているとなると、今原子炉がどのような状態にあるのか全くわからない」と語り、東電の不正確な情報公開への怒りをあらわにした。 - インタビューアー・神保哲生(ビデオニュース・ドットコム)

http://www.videonews.com/special-report/031040/001873.php

11:モゲラ :

2011/05/12 (Thu) 09:02:07

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京大原子炉・小出「茶の汚染、高濃度汚染地域琵琶湖の1.2倍、東京都の4割」5月11日たねまきジャーナル毎日放送



昨晩のたねまきジャーナルの要約いただきました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

神奈川のお茶の汚染、チェルノブイリでは8000km離れた日本も汚染されており、今回の汚染は当然なのです。また、スレッド立てお願いいたします。
 毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、水野晶子さんの司会と、毎日新聞専門編集委員の近藤勝重さんの案内で行われました。昨日の録音を聞いて解説します。

 まず、原発のニュース、福島第1の3号機のピット(縦口)に水が流出しています。1.5ミリシーベルト/時間ですが、どこから流れ込んでいるかは不明で、東電は調査しています。これまで、周辺の海での放射性物質濃度は上がっていない、シルトフェンスで守られていると東電は言っています。止水工事は終わりましたが、2号機の水の流出と同じメカニズムとのこと。

1号機の作業員の被爆量、8.7~0.64ミリシーベルトで、東電は少ないとは思わない、循環冷却機の設置のために、作業員が建屋に入らないといけないので、大変です。

原発事故から2ヶ月、東電は原子炉を安定化させつつある、工程表どおりで、しかし1~3号機で進捗状況に違いがあり、17日に見直します。

神奈川県の南足柄市での茶葉から550~570ベクレルの放射性セシウムが出ています。自主回収を呼びかけています。厚労省は、お茶の産地にモニタリング調査を呼びかけています。

福島の学校の放射線、土の入れ替えで放射線が下がると言う事で、下の土と入れ替え、表面の土を深く埋めることにしています。地元の判断で土の入れ替えを行うかします。 

浜岡原発、12日にも4号機を停止し、数日で停止になります。5号機も停止します。

そして、小出先生のお話、農産物、神奈川の南足柄でのお茶の生葉からセシウムが出たこと、あり得ることで、神奈川は東京より西で、原発から290km離れているのに、出るものかということについて、何てこともない、「チェルノブイリでは日本は8000km離れていても日本のお茶が汚染された」のです。だから、290kmの距離は意味なし、風が吹けば汚れる、チェルノブイリも最初はヨーロッパが汚染、その後日本に来たのです。中国から黄砂が来るので、放射能も来るのです。大変な距離ではない、チェルノブイリで、小出先生、8000kmも離れていて飛んでこないと油断していたら、飛んできて、それが太平洋→アメリカ大陸→大西洋→ヨーロッパ→日本と地球を2周しているのが測定されているのです。「一度出したら終わり」です。

葉物野菜が引っかかるのは、空気の中に放射能があり、葉物から汚れて、土も汚れて、根っこも汚れるのです。原発の近いところの土を文科省がアメリカのエネルギー省と調べて、セシウム137が原発の北西で300~1470万ベクレルの汚染はとてつもない汚染である、チェルノブイリでは55万ベクレルで強制移住、つまり、チェルノブイリ以上なのです。そんな地域でも避難対象となっていない地域もあるのですが、汚染と避難、あまりの悲惨さに立ちすくむ、避難させるとその人たちの生活が崩壊する、しかし、科学者としては、放射能の恐ろしさを知っているものとして、避難して欲しいのです。

文科省は土壌の放射性物質がすぐ体内に入らないと言っている者の、外部から被爆して、日本の法律に照らして不適切なところになります、「そんなことを言う文科省の人がそこに住んだらいい」とのことでした。測定場所により汚染は異なるが、それも言い訳にならない、細やかな地域設定で避難させないといけない、とてつもない汚染であり、汚染とどう立ち向かうかを考えないといけないのです。

3号機の使用済み燃料のプール、最新の数字を言って、小出先生、ヨウ素が多いとの指摘がありましたが、その後の分析で、今朝の新聞でヨウ素の数値を見て、セシウムに比べてヨウ素が多いが、原子炉の運転履歴にもより、現時点で核分裂反応とは断定できないのです。詳しいデータは小出先生には来ない、ネット上、水野さんの情報、公開データ以外は小出先生に来ないのです。

高濃度の汚染土壌、チェルノブイリの汚染面積、800平方キロ、琵琶湖の1.2倍という面積であり、そんなに広い、その程度で収まってよかったのです。チェルノブイリは10000平方キロなのです。つまり1割程度で、チェルノブイリの1/10と楽観視は出来ない、800平方キロに何十万人住んでいて、今後の選択を考えると、言葉を失うのです。これは、東京都の面積の4割なのです。本当に、広い範囲に恐ろしいほど広がっているのです。現地の人は、大変な重さ、これからどうやって生きていくのか、です。

汚染水をカーテン上のもので仕切っても手遅れであり、外洋に拡散してしまったのです。小出先生の見解を経済産業省も認めました。汚染水を防ぐ魔法のカーテンはないのです。

汚染地域のこと、大変なことが分かりました。今後もお知らせいたします。
10:モゲラ :

2011/05/11 (Wed) 21:48:37

host:*.kcn.ne.jp

5月10日 私もシニア決死隊の一人です 小出裕章(小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ)
2011年5月10日(火)午後、ジャーナリストの岩上安身氏が京大原子炉実験所にて小出裕章氏にインタビューし、その模様が生中継されました。中継が途切れがちだったため不完全ですが、取り急ぎお知らせします。

要約

※ 生中継中に何度か映像と音声が途切れたため、その部分を除いての要約です。(全体録画が公開された場合、不完全部分を補います。誤字脱字等ご容赦ください)

・(4月1日、4月10日に話を伺ったが、その時の内容が現実になってきた。東電、政府は認めていなかったことを追認する結果に。たとえば圧力容器の底から水が漏れていること。更に漏れることを前提として格納容器と一体化して冷やすということを先生は言っていた。水棺がそのことかと思っていたが、先生は水棺はダメだと言い続けている。一体化して冷やすことと水棺化の関係は?)圧力容器は厚さ16cmの圧力鍋。それに穴があいていることは確実。水をいくら入れても燃料棒が露出していることは東電も認めている。私は圧力容器で破れている場所は再循環系のパイプだと思う。その根拠は、露出している燃料棒の高さのデータが正しければ、炉心の水位が変動していないということ。注水の増減に関係なく燃料棒露出の高さが一定だということは、その高さのどこかから水が漏れていると推測する。いずれにしても穴が開いているのは確か。だから、正常な循環冷却はできないということ。そのため、圧力容器と格納容器を一体化して循環させて熱を取り除きながら冷却するという仕組みを提案した。

・(格納容器にたまった水をどのように循環させるのか?)既存の配管はかなりある。残留物除去系、崩壊熱除去系という系があり、格納容器から汲み上げる系もある。が、その途中で冷やす仕組みがないため、それを加える必要がある。いまある冷却装置を使おうとすれば新たな配管が必要。被曝を少なくするために既存の仕組みを使いたいが、既存のもので完璧に役立つものはない。だから生身の人間が行う工事は絶対に必要である。これは現場の人たちが最もよく知っているはずで、知恵を絞ってもらってどうにかしてほしいと願う。

・(水棺とどう違うか?)水棺は全体を水で満たすということ。可能であればいいが、できないと思う。たとえば2号機はサプレッションチャンバーに穴が開いているため水棺はできない。東電は2号機の穴を直すと言っているが、膨大な被曝が予想され、その作業は難しい。1号機も3号機も格納容器が損傷している。水をためることで破損が拡大しかねない。格納容器に何千トンもの水を入れることを前提にした設計になっていない。余震に耐えられるかどうかも分からず、とても心配だ。東電の水棺も、最終的に循環式の回路を作るという意味では同じことを言っているが、私は水棺はしない方がいいと思う。

・(どうしても被曝する人が出るということがポイント。福島原発暴発阻止行動プロジェクト(シニア決死隊)ということで山田恭暉さんという人が同志を募っている。若い人に被曝をさせないという趣旨。先日インタビューをした。2時間ほど話を聞いたが、反響が大きかった。これを統合本部の会見で東電にぶつけた。東電は一蹴したが、細野氏は検討すると言った。東電は渋々検討するとなった。山田氏は、合理的に考えたら経験のある技術者の自分たちが行くべきだと淡々と語った。後の世代を生かすために行くと言った。どう感じるか?)私もその一員だ。60人の志願者の中に入っている。

・(それは頼もしい。でも心配。複雑。どうして志願を?)私も60を過ぎていて放射線感受性は低い。私には原子力に携わってきた人間として責任はある。推進してはいないが責任はあると思う。事故収束にむけて自分にできることがあれば、したい。

・(政府は検討すると言うが、実現可能性は?)意気込みがあっても役立たない可能性はある。たとえば私の職場で事故が起きたら、収束に役立つのは現場をよく知っている実験所の所員。外部の人が来たとしても、私から見ると「危険もあるし、役に立たないかもしれないから、結構です」となるだろう。だから、福島の事故についても福島原発を知る人がいいだろうとは思う。ただ、被曝をさせるためだけに必要な作業というものはある。西成の労働者のことが報道されているが、そのように特別な能力がない人であっても出来る仕事はあり、そういうことであれば私も福島で役に立つかもしれない。ただ、一歩でもいい方向に向かうために私の力が使えるかと考えると、多分ないかもと思う。

・(副次効果が大きいのではないか。小出さん、山田さんが現地に入ったとき、目になり耳になるということになる。いま作業をしている人はみな匿名であり、現場の情報は出てこない。旧ソ連のチェルノブイリ事故のときでさえ、作業員の声はもっと外に出ていて、今の日本より開放的だったが、それでも閉鎖的と批判された。

【中継中断】

・(どの程度炉心が損傷しているか不明ということだったが、溶けたことによりどんなシナリオが考えられるか。いまどの段階か?)ウラン燃料は炉心にあるが、燃料棒が何十%も壊れているのは本当と思う。燃料棒は4メートルの細長いものだが、いま上部半分が水から出ている状態。上部が壊れていると私は思う。壊れた燃料棒から燃料ペレットが落ちてくる。下部は残っている。原子炉を支える構造の板も残っていると思う。ペレットが落ちてきても炉心から下には落ちていないというのが私の推測。途中でとまっていると思う。原子力学会の人たちは溶けたものが炉心部から流れ落ちていると推測している。圧力容器の底を貫通し、その下のパイプなどを溶かしているということ。でも、私は途中で止まっていると思っている。炉心の下半分が水につかっているから今は破局は避けられている。もし冷却のための水が止まると、下部も溶けるだろう。炉心全体が溶けると支えるものがなく、一度に落下する。その場合は圧力容器の底に残っている水に、溶けた炉心が一気に落下し、水蒸気爆発が起こり得る。一番おそれているのは圧力容器の中の水と燃料が反応して起こる水蒸気爆発。それにより、格納容器も吹き飛び、どうにもならなくなる。既に溶けて下に落ちているのであればまだいいが、私の推測のほうが悲観的。再臨界は起きないと思っているし、起きたとしても大したことはないと思っている。

・(3号機の温度が上昇している。これは何か?東電は原因不明としている。先日夜中に煙が上がった。)【音声中断】

333度ということだが、通常運転中も二百何十度にしかならない。300度以上は異常。温度は発熱と除熱のバランスで決まる。これまで何とか維持してきた温度が上がっているのは異常なことが起きているということ。水が入っていない可能性もある。東電はそう推測している。が、333度は尋常でない。たとえば原子力学会が推測するように、溶けたウランが圧力容器の底にきているとしたら、その部分の温度が上がるというのは考えられる。

・(劇的なシナリオは、水位が下がることによって起こるということだった。3号機で発熱の原因が増えているということかもしれない。または、水漏れがひどくなったという可能性もある。何らかの事情で破損が拡大した等。)その可能性もあるが、炉心の水位は変わっておらず、一定の水はある。データが本当とすればだが、水漏れがひどくなったとは考えられない。

・(3号機は3月14日に爆発したが、これが水素爆発ではなく核爆発だったという説が出ている。ベルリンで観測されたデータからして、水素爆発でないという見解もある。小出さんもコメントしていたが、この爆発について教えてほしい)塩素38は東電が検出したと言った。この元素は中性子と反応してできる。中性子は核分裂反応により大量にできる。だから1号機で再臨界が起きたと推測した。が、東電がデータを訂正した。今は再臨界はなかったと思う。再臨界はまず起こらないとも思っている。加圧水型は炉心が健全なときに臨界するようになっており、壊れてしまった炉心が臨界状態になる可能性は限りなく少ない。だから可能性は少ないと思っていたが、塩素38が本当に検出されたとしたら、それしか考えられないと言った。いま3号機についていろいろな推測が飛び交っている。私は水素爆発と思ってきた。ジルコニウムの被覆管が温度上昇により水と反応して水素を出す。それが酸素と反応して爆発を起こすのは当たり前。よって、水素爆発と思ってきた。が、1号機の爆発の様子との違いを見ると、不思議なことが起きたというのは本当と思う。即発臨界だったと言うが説もあるが、

【中継中断】

・20ミリシーベルトが大きな問題になっているが、政府はICRPを参照していると言う。ICRP以外にECRRも米国のアカデミーもある。『人間と放射線』という小出さんが訳した本があるが、その著者の見解はまた違う。被曝をどこまで受け入れられるかの基準について解説を)放射線の被曝の影響の出方には二つある。一つは急性障害。脱毛、やけど、吐き気、下痢など。枝野さんがただちに影響が出るレベルがないというのは急性症状が出ないという意味。もう一つは晩発性の障害。端的にいうと、癌。広島、長崎の原爆被曝者に米軍研究機関が聞き取りをして、毎年追跡調査をした。生存率、癌の割合、影響を何十年も調べた。その結果、被爆者では癌の発生率が高いことが分かった。時間が経つと、低い被曝の場合も癌が発生することが分かった。調査すればするだけ、もっと低い被曝の人のなかにも癌が発生していることが判明した。こうした疫学調査のデータは原爆、原発労働者、核実験、医療従事者などについていろいろあり、各機関の評価もさまざま。ICRPはそうした機関のひとつ。BIRというアメリカの委員会もECRRもその一つ。手法はさまざまで評価結果にはばらつきがある。人シーベルトという単位を使うと考えやすい。1シーベルトの被曝の人が10人いると10人シーベルト。ICRPは、1人シーベルトで1人。BIRは2人。4人という機関もある。ECRRだと従来と違う考え方で、もっと高い。

・(ECRRに言及しただけでカルトだと非難された)科学的といってもいろいろな仮定を使う。ICRPも山ほどの仮定を使っている。

【中継中断】

・(移住のコスト、ストレス、生活の困窮を考えてこうなっているのではないかと推測する。放射線のリスクと強制避難、疎開、移住のリスクはどうバランスすべきと考えるか?)これには答えられない。チェルノブイリ事故のときに旧ソ連は40万人を避難させた。その後ソ連政府は崩壊した。日本の法律の基準(放射線管理区域)をチェルノブイリに適用すれば、565万人を避難させなければならなかった。避難させてほしいと当時思ったが、40万人の避難民の行く末を見たら、とてつもない悲惨なことだと学んだ。それにより、放射線管理区域であっても避難すべきといいづらくなった。汚染地域で生きることも、避難して生活が崩壊することも、どっちにしても悲惨だということを学んだ。こういう選択をしないようにするには原子力を廃絶させるしかないと考えた。1ミリシーベルトという基準を適用すれば福島県内全域が住めなくなる。

・(除染は?)できない。校庭はできても、全域の除染はとてもできないと思う。

・(菅総理が浜岡原発停止を要請したが、これは一時停止。推進するための一時停止なのかとも思った。現在の菅政権の姿勢は原子力推進だという考え方もあるが、どうか?)私は全原発を即刻止めろと言っている。首相が一時的にせよ停止といったのは画期的。これが広がればいいとも思うが、これまでの政治をみると、ほとんどの勢力は原子力にぶらさがってきた。期待はしていない。

・(政府には期待しないとしたら、廃絶に向かうにはどうしたら?)分からない。分かっていたらやっていた。これからも自分のできることやっていく。どうしたら止まるかは私には分からない。でも若い人を中心に従来とは違う運動も出てきている。それが育ってきたら原子力に頼らない世界を作ることも可能では、とも考える。

・(原子力がなくても電力は足りるという説について、根拠は公開データに基づいているのかという疑問も出されているが?)即刻全原発を止めても問題ないということについては、公開データしか使っていない。私は政府統計局のデータ、経産省のエネルギー統計のデータ、電力会社の設備や発電実績のデータなどを使っている。私はあちこちでこの説明をしていて、資料もある。どなたにも差し上げる。ただ、日本全体で私はまとめているが、日本は50と60ヘルツの地域に二分される。それぞれについて立証することは必要だろう。と言っても、そんな細かいことには関係なく原発などやってはいけないというのが私の主張だ。

・(周波数の変換にはお金がかかるというが?)専門家でないので分からない。が、どこでも原子力比率はあまり変わらない。だから原則は同じだろう。関西は多少原発率が高いが、西日本で融通すれば大丈夫なはず。

・(敦賀原発で放射線漏洩があり一時的に止まった。大したことないと言っていたが、どうか?)燃料棒に損傷が起こるということはこれまでも何度もあった。制御棒を部分的に入れながら運転を続けるということもよくあった。今回の敦賀もその程度かもしれない。日本原燃はあまりにも悪いときにこんなことを起こしてしまったと思っているだろう。
9:ロク :

2011/05/08 (Sun) 00:56:07

host:*.ocn.ne.jp
浜岡停止の結論先送り 中部電力「広範囲に影響」5月8日 00時11分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011050790231349.html

>結論先送りの理由を「検討内容が重要で広い範囲にわたっており、顧客や原発の地元住民、
株主などに大きな影響を与えるため」と説明。
次回の取締役会の時期は未定と発表した。

現行法では停止要請は自由にできても
けっして運転停止は命令できない。

なので、仲間内(政府、電力会社)の八百長レースの可能性も考えられます。とにかく決定するまで、安心できない。
また、
中部電力さんによると、利益減るので株主から経営責任を問われかねず」とかも言ってます。
顧客(国民)の利益(安全)より優先しようというわけです、
分かりやすー。
本当に日本国家は終わってますね。
8:ねくら :

2011/05/07 (Sat) 10:54:52

host:*.plala.or.jp
sana/souさん
3歳児、5歳児それぞれ心配ですね、飯山老師のおかげで私もとぎ汁乳酸菌を仕込み成功し鼻空より吸引、今までは痰が出ることは嫌な感じでしたが、こんな有難いこととはと感謝しています。お近くであれば届けて差し上げたいが。
7:モゲラ :

2011/05/07 (Sat) 10:00:14

host:*.kcn.ne.jp

小出裕章・たね蒔きジャーナル5月6日

http://www.youtube.com/watch?v=qoQkV4wQEQc&feature=player_embedded

6:モゲラ :

2011/05/07 (Sat) 09:54:28

host:*.kcn.ne.jp

100万年

原子炉の発熱の量は、冷やす状態によるのですが、
発熱物をガラスに固めても何百度!水をかけたら
すぐに蒸発!なのです。これを地下で100万年!
保存するのです(100年ではありません)。
それが、日本政府の方針です。手で触れるまでに
100万年かかるのです。

5:モゲラ :

2011/05/07 (Sat) 01:55:06

host:*.kcn.ne.jp

京大 原子炉実験所 小出先生 終焉に向かう原子力 小出裕章氏講演 2011/4/29 動画
http://www.asyura2.com/11/genpatu10/msg/584.html
投稿者 中年A 日時 2011 年 5 月 07 日 00:07:53: HbJDdjz1CEw4s

パート4の終りくらいからがとても役にたつ知識だと思います。(それ以外はあまりちゃんと見ていません。時間は多少ずれているかもしれません。)

(チェルノブイリ事故後2年くらいしての小出先生の講義、放射能をかみしめてもとても役に立つ情報満載です。)

part 1
http://www.youtube.com/user/siryou100#p/u/7/OM-2zRjS65Y

* イントロ
* 原子力発電所の概要
* 7分くらい~ 放射性物質の量の比較(広島原発、100万kWの原発)
* 9分くらい~ 推進派がとった政策(賠償、設置場所)

part 2
http://www.youtube.com/watch?v=DIzJO46WPN8
* 原発所在地
* 1分くらい~ チェルノブイリ
* 11分半くらい~ チェルノブイリ汚染地図

part 3
http://www.youtube.com/watch?v=Wqy-rpHPnwo
* 2分くらい~ チェルノブイリの汚染地帯の面積と日本全土の面積比較
* 3:47~ 福島の地図
* 6:00~ チェルノブイリ避難民の様子

part 4
http://www.youtube.com/watch?v=G42JJ6JZTOA
* 0:30~ 福島事故の解説
* 6:00~ チェルノブイリ、航空写真、残骸
* 7:45~ チェルノブイリと日本の位置関係(8100km)
* 10:50~ チェルノブイリ時の日本での放射性物質の測定(80日間)
* 14:13~ 福島事故後(3/15)東京での空気中の放射性物質の測定

part 5
http://www.youtube.com/watch?v=w4YYtHnvmcc
* 00:23~ 3/15に東京での内部被爆計算結果説明
* 01:27~ 内部被爆について
* 03:48~ 内部被爆は外部被爆の10倍は多いことの説明
* 04:00~ 「ただちに」の意味 --> 晩発性障害
* 06:37~ BEIR-IIV(2005) しきい値無しの説明
* 09:33~ ガン死の計算方法(3種類 ICRP,BEIR,Gofmanについて)
* 11:30~ 年齢による放射線感度の違い(細胞分裂の盛んな若い方が放射線に弱い)

part 6
http://www.youtube.com/watch?v=Cg4MNT9dl30
* 00:04~ ガン死の計算方法(大人と子供の比較)
* 00:48~ 線量と予想される癌死の表
* 03:15~ 福島の人が基準を決めるべき
* 04:00~ 田尻さんの話  
4:モゲラ :

2011/05/06 (Fri) 21:26:01

host:*.kcn.ne.jp

たね蒔きジャーナル

MBSラジオ
月曜~金曜 夜9時~10時

http://www.mbs1179.com/

近畿2府4県では聴ける
3:sana/sou :

2011/05/06 (Fri) 10:56:13

host:*.bbtec.net
書き込み場所を間違えて済みませんでした。
2:sana/sou :

2011/05/06 (Fri) 10:54:49

host:*.bbtec.net
今朝乳酸菌を作りました。
遅過ぎたのが悲しいです。
出来上がるまでに代用としてヤクルト400を吸い込ませるのでは効果は無いでしょうか。
3歳5歳児がおります。

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